世の中がこれほど忙しいのは、
誰もが自分自身から逃避しているためである
やりたいこと、やるべきこと、
他人にやれと言われたこと
それを全部やるだけの時間が本当に
ないのだとしたら、もう諦めるしかない。
どんなに悔しくても、
どんなに人に嫌われても、
時間がないのだから仕方ない。
やることリストが終わらないからといって、
自分を責める必要はまったくない。
やれることはやる。
できないことはやらない。
それだけだ。
「もっとやれ、全部やれ」という
うちなら暴君の声は、
ただの勘違いだから無視していい。
いや、そう入っても実際は、
それほど簡単に割り切れないかもしれない。
なぜならそれは自分の限界という、
みじめな現実に直面することを
意味するからだ。
どのボールを落とすか、
どの人をがっかりさせるか、
どの夢を捨てるか、
どの場面で失敗するか。
今の仕事を続けるなら、
子どもたちと過ごす時間は減るだろう。
創作活動のために時間を使うなら、
家の掃除がおろそかになり、
運動不足になるだろう。
そんな不愉快な現実から目を背けるために、僕たちはタイムマネジメントの教義に
しがみつく。
忙しすぎるのは、やり方が悪いからだ。
うまいやり方さえ身につければ、
もっとたくさんのことができるようになる。
限界なんてない、
もっともっとたくさんやろう、と。
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