僕たちはいつも、人生の冷酷な現実に向き合うのを避けて、気晴らしを求めたり、日々の忙しさに没頭したりしている。
後戻りできない決断をするのが怖くて、自分ではなく世間に決めてもらおうとする。
「そろそろ結婚すべきだ」とか
「嫌な仕事でも続けるべきだ」と
みんなが言うから、まあ仕方ないさと
受け入れている。
でもそれは、ただの責任回避だ。
何かを捨てて何かを選ぶという現実が重過ぎて、選択肢がないふりをしているだけだ。
重い現実から目をそらしていたほうが、
人生は快適かもしれない。
でも、その快適さは人を空っぽにして、
人生を僕たちの手から奪ってしまう。
自分の有限性を直視して初めて、僕たちは
本当の意味で、人生を生きはじめることができるのだ。
限りある時間の使い方
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